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八幡系神社(八幡さん)とは?

八幡系神社とは

八幡神社とは、日本全国に存在する「八幡さん」として親しまれる神社です。八幡宮や八幡社と称する神社も数多くあります。主祭神は応神天皇(八幡大神・誉田別尊)を祀る神社の系統で、日本全国に7817社ものお宮が存在します。

八幡神社のキーワード

仏法守護、大菩薩、皇位守護、鎮護国家、武家の守護神

八幡系神社の総本宮は宇佐神宮(大分県宇佐市)であり、その他にも石清水八幡宮(京都府)鶴岡八幡宮(神奈川県)が三大八幡宮として知られています。

目次

八幡系神社とは

項目詳細
総本宮宇佐神宮(大分県宇佐市)
三大八幡宮石清水八幡宮、筥崎宮、鶴岡八幡宮
御祭神応神天皇(八幡大神・誉田別命)、比売大神、神功皇后
ご利益武運長久、出世開運、厄除け、安産・子育て
信仰者層武士階級、庶民
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八幡系神社の御祭神

多くの八幡系神社では、主に3柱の神々が祀られています。それぞれの御祭神について詳しく解説します。

応神天皇(八幡大神・誉田別命)

応神天皇は第15代天皇であり、弓術や武勇に優れたことから「武運の神」として信仰されています。彼はまた「誉田別命(ほんだわけのみこと)」としても知られ、多くの八幡系神社で主祭神として祀られています。

比売大神

比売大神(ひめおおかみ)は女性の守護神とされる女神で、多くの場合は宗像三女神とされています。恋愛成就や家庭円満などのご利益があるとされています。

  • 多岐津姫命(たぎつひめのみこと)
  • 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
  • 多紀理姫命(たぎりひめのみこと)

神功皇后

応神天皇の母(八幡大神の母神)であり、新羅征伐を成し遂げた伝説的な人物です。彼女もまた武運長久や安産・子育ての守護者として崇敬されています。

八幡系神社のご利益

八幡系神社では、多岐にわたるご利益が知られています。以下に代表的なご利益を挙げ、それぞれについて詳しく解説します。

武運長久

源氏をはじめとする多くの武士が信仰した背景から、戦いや競技で勝利をもたらす「武運長久」のご利益が最も有名です。

出世開運

武士だけでなく、現代ではビジネスや学業でも成功を願う人々から「出世開運」のご利益を求めて参拝されます。

厄除け・災難除け

敵を退ける力から転じて、「厄除け」や「災難除け」のご利益も広く信じられています。

安産・子育て

特に女性には「安産」や「子育て」の守護者としても信仰されており、多くの母親が参拝します。

八幡系神社に伝わる逸話や伝説

八幡信仰には多くの逸話が伝わっています。その中でも有名なのは、大仏建立に際して応援したという託宣です。奈良時代、聖武天皇が東大寺大仏を建立しようとした際、八幡大神が「必ず成し奉る」と託宣し、大仏造立が無事完了したと言われています。このエピソードからもわかるように、八幡大神は国家鎮護の象徴ともなりました。

八幡系神社の総本宮と代表的な神社

神社名所在地特徴
宇佐神宮大分県宇佐市総本宮。全国約44,000社の八幡系統の中心
石清水八幡宮京都府八幡市平安京鎮護のために勧請された重要な八幡宮
筥崎宮福岡県福岡市九州地方を代表する重要な八幡宮
鶴岡八幡宮神奈川県鎌倉市源頼朝によって創建された鎌倉幕府ゆかりの地

八幡神社の紹介記事

八幡系神社の主な例祭や行事

多くの八幡系神社では年間を通じてさまざまな祭礼や行事が行われます。特に有名なものには次があります。

日程祭礼名内容
1月1日元旦祭新年を祝う祭り
9月15日頃放生会(ほうじょうえ)生き物を放ち、その霊を慰める儀式。全国各地で行われる。
9月中旬秋季例大祭五穀豊穣を祈願する秋祭り

八幡系神社まとめ

  • 御祭神: 主に応神天皇(誉田別命)、比売大神、神功皇后
  • ご利益: 武運長久、出世開運、厄除け、安産・子育て
  • 総本宮: 宇佐神宮(大分県)
  • 代表的な三大八幡宮: 石清水八幡宮、筥崎宮、鶴岡八幡宮
  • 主な行事: 放生会、秋季例大祭など

このように、日本全国に広がる八幡信仰は、多様なご利益と深い歴史的背景を持ち、多くの人々から崇敬されています。

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